関塾タイムス
この生徒がすごい!

この生徒がすごい!

個性や資質を育てる学校

 公立、私立を問わず中学校、高等学校では、近年、進学希望先や学力に合わせ多彩なコースを設置しています。難関大学を目指すコース、英語に特化したコース、医歯薬学部進学コースの他、優れたスポーツ選手やインストラクターを養成するコース、看護師や調理師を目指すコースなど、将来の目標に合わせて選択することが可能です。学校側でも、それぞれのコースに合わせた特色あるカリキュラムを用意して生徒の教育に力を入れています。また、個人の個性や資質を見極めて伸ばす方針を徹底している学校も多々あり、一人ひとりに丁寧な学習指導を行っています。
 皆さんが学校を通じて個性を伸ばす機会は、カリキュラム以外にもあります。部活動に所属すれば、勝ち進むことで県大会や全国大会などの大きな大会に出場することができます。全国レベルの大会、例えば野球なら「全国高校野球選手権大会(甲子園)」に出場して活躍すれば、プロとしての道がひらけます。スポーツ以外の分野であれば、対象が高等専門学校生に限ったものですが、テレビ放送もされる「アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト」が有名です。他にも、「全国高等学校ロボット競技大会」や「高校生ものづくりコンテスト全国大会」などがあります。学校の名前を背負って臨む大会は、やりがいがあるでしょう。


「興味」を「得意」にする力

 勉強、勉強以外を問わず、何かを選ぶ時、何かを始める時、自分の興味のある分野に注目することが多いと思います。苦手分野を克服することと同じくらい、興味のある分野を得意にしていくことは、皆さんにとって大きな力になります。クラブ活動や部活動以外にも、作文コンクール、英語のスピーチコンテスト、自由研究コンテストなど個人参加できるイベントもあり、その挑戦を学校は応援してくれるはずです。
 次ページより先輩方の活躍を紹介します。「進学したら、あんなふうに活躍したい!」と思えたなら、それはきっと合格への原動力になることでしょう。


風邪予防7つのルール

俳句を詠んでみよう

俳句の基本ルール

 まずは、俳句についての基本的なルールを紹介します。

★5・7・5の17音


閑さや    ……5音
岩にしみ入る ……7音
蝉の声    ……5音

 例にあげたのは、有名な松尾芭蕉(→17ページ)の俳句です。芭蕉の紀行文(旅の道中での体験を記した作品)『おくのほそ道』の中でも秀逸な作品だと言われています。「ああ、何と静かなことだ。蝉の声が岩にしみ込んでいるよ」というような解釈になります。蝉が鳴いていてうるさいはずなのに「静か」なのはなぜかということについては、後ほど説明します。
俳句は、主に江戸時代に栄えた俳諧を起源としています。やがて、俳諧連歌の発句(発端となる部分の句)にあたる5(上五)・7(中七)・5(下五)の17音が単独で鑑賞されるようになりました。発句を独自の文学としてとらえたのは、松尾芭蕉です。芭蕉が発表した作品の数々が、発句の芸術性を高め、後に俳句という文学を発展させました。芭蕉のように俳句を詠む文人を俳人と呼びます。
俳句には約束事があります。先ほど述べたように、5・7・5の17音で表すことが第一のルールです。ただし、必ず17音でなければならないということではなく、音が収まっていないものを字余り、逆に少ないものを字足らずと呼んでいます。


草枕     ……5音
犬も時雨るか ……8音
夜の声    ……5音

 これも芭蕉の句です。紀行文『野ざらし紀行』の中に収められています。「旅の途中の寂しい仮寝の夜だ。時雨の音にまぎれて犬の寂しそうな鳴き声が聞こえてくるが、私には犬の心細さがよくわかる」というような意味です。この句の場合、「犬も時雨るか」の部分が7音ではなく8音の1字余りとなっています。


★季語を入れる
季語も俳句のルールの一つです。季語とは、特定の季節を表す言葉です。①の句ならば「蝉(夏)」が、②の句ならば「時雨(冬)」が季語にあたります。季語の例については後ほどご紹介します。

★切れ・切れ字
そして、最後のルールは切れ(句切れ)です。少々難しいですが、ぜひ意識してみましょう。
切れとは、俳句の中で流れが一度切れる部分のことです。例えば①の句だと「閑さや」、②の句であれば「草枕」などがそれにあたります。自然な流れで切れている句は「切れがある」と評価されるのです。切れのある句は、余韻があり、読者の想像力をかき立て作品世界に引き込む力があります。
また、俳句に切れを出すために切れ字を用います。昔はたくさんの切れ字が使われていましたが(ず、ぬ、らむ、なり等)、現在使われている切れ字はや(詠嘆・呼びかけ)、かな(感動・詠嘆)、けり(断言)です。他にも、名詞で終わっている部分、終止形で終わっている部分なども切れです。上五と中七で切れない場合は、下七に切れ字もしくは名詞(体言止め)を持ってくると整った響きになります。


春の海    ……5音
終日のたり  ……7音
のたりかな  ……5音

 こちらは与謝蕪村(→17ページ)の句です。「春の海というものは、一日中穏やかにゆったりとうねっていて、のどかなものだなあ」というような意味。「春の海」で一呼吸置くことができ、切れ字「かな」でもう一度切れています。海面が緩やかにうねる様を表す「のたりのたり」という言葉が心地よいリズムを生む作品です。
最近は、季語も切れ字もなく、口語体(話し言葉)で詠む自由なスタイルの作品もあるようです。
俳句を詠んでみよう

 まずは、俳句のルールに従い、5・7・5のリズムを意識して詠んでみましょう。季語は季語辞典を引いたり、インターネットで調べたりして探してみましょう。

★季語の例
春:桜、梅、ウグイス、雪解け、種まき、八十八夜、卒業、など。
夏:梅雨、花火、日焼け、朝顔、海水浴、アイスコーヒー、など。
秋:紅葉、月見、鈴虫、コスモス、運動会、いわし雲、など。
冬:北風、枯木、雪遊び、ストーブ、スキー、クリスマス、など。

  もちろん「春の風」や「夏祭り」、「秋の雨」、「冬の海」などのように、春夏秋冬を直接入れても構いません。秋の寒さを表現したい時に「冬近し」と詠むのもいいですね。また、季語辞典やインターネットで調べるだけでなく、家の中や外の景色を観察して季語を見つけてみましょう。俳句に慣れてきたら、今度は「切れ」を意識してみましょう。

資料請求

教室検索

講師募集